
画像はすべてID.Buzz Pro Long Wheelbase
誰の心にも一台はある"憧れのクルマ"。だが、フォルクスワーゲンの最新作は、そんな垣根すら超えていく。「ID.Buzz(アイディ・バズ)」クルマ好きかどうかに関係なく、出合った人の記憶に残る、特別なクルマだ。
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ID.BuzzはBEV(バッテリー式電気自動車)。ツートーンに塗り分けられたユーモラスなシルエットは、1950年代に誕生し、今なお人気を誇る「タイプ2=VWバス」へのオマージュ。リアにモーターを備え、グリルレスのつるりとしたフロントマスクを持つその姿は、クラシックとテクノロジーの融合そのものだ。

ヨーロッパで2022年に発表され、日本市場導入が正式発表されたのは2023年だが、実際のデビューは今年の6月20日。ようやく日本で走り始める。

導入発表と同時に予約もスタートし、デリバリーは7月以降を予定。プラットフォームはBEV専用の「MEB」を採用し、兄弟車である「ID.4」と共通だ。ボディタイプは標準とロングホイールベース(LWB)の2種類あり、全長はそれぞれ4715mmと4965mm。トヨタ「ノア」よりやや長めだが、車幅は1985mmと国産ミニバンよりはるかにワイド。堂々たるプロポーションを備える。

標準ボディは2名掛けのシートが3列に並ぶ6人乗り。LWBは2+3+2の7人乗り仕様で、どちらも両側スライドドアを採用。室内はID.4以上にミニマルかつモダンに仕上げられており、レトロポップなアクセントを散りばめながらも、過剰な演出は避け、実用性をきちんと担保している。

パワートレインはリアに1基のモーターを搭載する後輪駆動で、最高出力は286ps、最大トルクは560Nm。駆動用バッテリーは、標準ボディが84kWhで航続距離は524km、LWBは91kWhで554km(いずれもWLTCモード)と、ロングツーリングにも対応する余裕を備える。

グレードは各ボディタイプにつき1車種ずつ。標準ボディは「ID.Buzz Pro」、LWBは「ID.Buzz Pro Long Wheelbase」となり、後者にはLEDマトリクスヘッドランプや20インチアルミホイールなどが標準装備される。価格はProが888万9000円、Pro Long Wheelbaseが997万9000円。このルックス、このスペック――既存のどのミニバンとも競合しない唯一無二の存在だ。ID.Buzzの名のとおり、日本でも“バズる”のは時間の問題かもしれない。

フォルクスワーゲン ID.Buzz Pro 車両本体価格: 888.9万円(税込)
- ボディサイズ | 全長 4715 X 全幅 1985 X 全高 1925 mm
- ホイールベース | 2990 mm
- 車両重量 | 2550 kg
- モーター最高出力 | 286 PS(210 kW)
- 最大トルク | 560 N・m
- 航続距離 | 524 km(WLTCモード)
フォルクスワーゲン ID.Buzz Pro Long Wheelbase 車両本体価格: 997.9万円(税込)
- ボディサイズ | 全長 4965 X 全幅 1985 X 全高 1925 mm
- ホイールベース | 3240 mm
- 車両重量 | 2730 kg
- モーター最高出力 | 286 PS(210 kW)
- 最大トルク | 560 N・m
- 航続距離 | 554 km(WLTCモード)
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Text : Takuo Yoshida








