海外へのゴルフ旅行といっても、行先や目的によってさまざまだが、ゴルファーにとっての最高の旅行先といえばどこだろう? その候補の一つとしてBRUDERが挙げるのが、今年のプレジデンツカップの開催地でもあるオーストラリア メルボルンだ。プレジデンツカップの開催コースを含む、複数の素晴らしいゴルフ場が近距離にひしめいており、ゆったり休みを取ってゴルフ三昧を堪能したい。食事やワインが美味であることも旅先選びにおいて見逃せないポイント。
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世界的に有名な8つのゴルフコースへ抜群のアクセスという極上
メルボルン近郊のサンドベルト地区にある世界的に有名なゴルフ場は、メンバーのみしかプレーできないと誤解を受けることが多い。しかし、実際には一般の旅行客でもプレーすることが可能。(※事前に紹介書等の準備が必要な場合もある)
もちろん、旅行者の日程にぴったり合うような、希望通りの時間にプレーをすることは難しいかもしれない。しかし、ロイヤルメルボルン、キングストンヒース、ビクトリア、メトロポリタン、ヤラヤラ、コモンウェルス、ハンティングデール、ペニンシュラキングスウッドといった最高のゴルフ場でも、午後であればプレーを楽しむことができる。一度の旅でこれらのゴルフ場を全制覇することだって不可能ではない。
「メルボルンは最高のゴルフ旅行地だと言っても過言ではありません」と、かつてプロゴルファーとして活躍し、現在は現地テレビ解説者を務めるイワン・ポーター氏。「中心市街区から20km以内に8つの世界的に有名なゴルフ場を構える都市というのは、世界中でも大変稀です。」
また、世界中の素晴らしいゴルフ場をいくつも見てきた経験を持ち、2006年の全米オープンチャンピオンであり、ビクトリアゴルフクラブの長年のメンバーでもあるジェフ・オギルビーは、次のように述べている。 「サンドベルト地区の砂は大変特徴的なのです。こんな砂は世界中のどこにもありませんよ。信じられないほど硬い砂質ではあるのですが、それでも素晴らしい草を育てることができます。このあたりのゴルフ場には低く茂った草花と巨大な木があり、常に素晴らしい環境を作り出しているのです。」
「サンドベルト地区のコースはアリスター・マッケンジーといった偉人達の貢献によって成り立ちました。ロイヤルメルボルンは、その創成期に偉大なコース設計家による改修を受けました。そして、ロイヤルメルボルンに追随する形で、サンドベルト一帯に多くの素晴らしいゴルフ場が設計されました。今日では、世界でも有数の特徴あるゴルフ場群としての地位を確立することになったのです。」
ありとあらゆるゴルフを
「メルボルン、そしてサンドベルト地区は、最高のゴルフリゾートです。」とポーター氏は息巻く。
「オーストラリアで最高に挑戦的なコースであるロイヤルメルボルンから、最も歴史あるヤラヤラまで、極上のゴルフコースがそろっています。そして今、ラインナップにはペニンシュラキングスウッドという新星も加わりました。ワイン、コーヒー、文化、世界一流の料理を楽しみながら、メルボルンで最高のゴルフ旅行を味わうことができるのです。」
ロイヤルメルボルン、キングストンヒース、ヤラヤラといったゴルフ場が人気であることは事実だが、サンドベルト地区には他にもたくさんのおすすめゴルフ場がある。
コモンウェルス
サンドベルト地区の他の多くのゴルフ場と同様に、コモンウェルスも同じような時期に同じような経緯で誕生した。
特徴的であるのは、クラブのプロであるサム・ベネットと、その長年のマネージャーであるスローン・モーペスがコモンウェルスの進化に果たした役割だ。
ベネットがゴルフ場全体のホールをレイアウトし、クラブキャプテンであり、著名なコース設計家であるハリー・コルトに師事したチャールズ・レーンがバンカーとグリーンを施した。
そしてモーペスは、それらの設計すべてをマネージメントとして支えた。モーペスはまた、数十年後に設計家としての役割も担った。1967年に男子全豪オープンを開催するにあたり、10番ホールと11番ホールを再設計したのだ。
より有名な他のサンドベルト地区のゴルフ場と同じく、コモンウェルスは高い戦略性を備えたゴルフ場だ。フェアウェイにおいてはサンドベルトでよく見られるような大きな起伏はないが、よく目を凝らすと類似点が見られる。多くのグリーンがフェアウェイの特定の部分からのアプローチショットを支持するために穏やかに傾くので、ティーショットをいかに賢く配置できるかという永遠のテーマに向き合うことになる。
ハンティングデール
ハンティングデールは、オーストラリアにおける名門ゴルフ場として欠かせないうちのひとつだ。長年、オーストラリアンマスターズトーナメントを開催してきており、間違いなくオーストラリアのゴルファーが認めるゴルフ場だ。
1990年代後半に実施された大胆な再設計については、賛否両論を巻き起こした。イギリス人設計家のチャールズH.アリソンによって、より容赦なく挑戦的なトーナメント会場の1つが誕生してしまったのだ。
しかし実際には、ジャック・ニュートン、グレイム・グラントとジョン・スペンサーによって行われた調整の後に、本来の良さをほとんど失うことなかった。一般的に、コースでは慎重なツリーライン管理が必要だが、いずれにせよ堅牢なレイアウトの「骨」は残る。容赦のないレイアウトに様々な意見はあるものの、サンドベルト地区のゴルフ場に共通するブランド特性と言える、景観の良さ、バンカーの配置、戦略性はハンティングデールにも備わっている。
ムーナ・リンクス
モーニントン半島の南に少し遠出をすれば、特徴的な36ホール回り放題スタイルで営業を続けるゴルフ場がある。
ピーター・トムソンによるムーナ・リンクスのオープンコースは「オーストラリアのゴルフのホーム」としてオーストラリアンオープン開催を念頭に置いて考案されたゴルフコースで、高い難易度が魅力。コースの総距離が非常に長く、近くのバス海峡から強い風が吹き、無数のポットバンカーに囲まれているため、ここでのプレーは大変に挑戦的なものになる。
過去10年間で開催された2つのオーストラリアンオープンは、このゴルフ場の難易度を顕著に示すものとなった。特にロバート・アレンビーが優勝した2005年のスコアは63、77と激しい振れ幅だったことが恐ろしさを物語る。
トムソンはティーオプションの多様性を重視してゴルフ場を作った。バックティーで回れば残酷なコースを体験できるが、最前とその次のティは能力の低いプレイヤーに応じて必要な戦略性を求める素晴らしいコースとなる。しかし、オープンコースの本質はそのバンカーにある。すべてのポットバンカーが脅威というわけではないが、ムーナ・リンクスでドライバーを持つのであれば、バンカーを避けることを常に考慮する必要がある。
ゴルフではしばしば良いことはペアで起こると言われる。つまり、もうひとつのムーナ・リンクスであるレジェンドコースという楽しみがある。オープンコースより3年遅れて設計されたレジェンドコースは、より易しい作りとなっている。
ロス・プレットとトムソン・プレットによって設計されたレジェンドコースはオープンコースとは著しく異なるが、両コースを味わうことで完璧なコンパニオンレイアウトとして機能している。
プレットのレジェンドコース設計におけるハイライトは、バンカーの工夫。オープンコースのポットバンカースタイルではなく、大型で大胆な配置。スマートな戦略でバンカーを回避していくことが求められる。異なる戦略性を提示することで200ヘクタール未満のスペースに、2つの並外れたゴルフコースが存在している。
お問い合わせ先
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オーストラリア、ビクトリア州メルボルン公式サイト
https://jp.visitmelbourne.com/