GMにキャディバッグが何個積めるか試した

キャデラック エスカレード

1999年に初代がデビューした、キャデラック・ブランドのフルサイズ高級SUV。初代モデルはGMCユーコン・デナリをベースに、キャデラックに相応しいエクステリア・インテリアが与えられた。現行モデルは2015年に4代目が登場。全長5mを超える堂々たるエクステリア、ファーストクラスを彷彿とさせる豪華なインテリアが与えられている。心臓部には最高出力426psを発揮する6.2リッターV8 OHVを搭載。従来の3列7人乗りシートに加えて、3列8人乗りシートもラインナップする。

キャディバッグ最大積載量4個

巨大なハッチゲートを持ち、開口部はスクエア。ガラスハッチのみを開閉し、小物などを出し入れすることもできる。開口部とフロアに段差があるため、大きめの荷物の出し入れは少し不便か。3列目シート使用時は荷物を置けるスペースはほとんどないが、ボタンひとつでシートを畳むことが可能。

フロアに少し高さがあるものの、フラットな荷室が修験する。 堂々たるフルサイズSUVゆえ、全幅も大きく、ゴルフバッグを真横にして余裕で収めることができる。奥行きを使って3個のゴルフバッグを横置きにして収納することも可能だ。その上にひとつを載せれば4個、無理をすれば6個のゴルフバッグまでも飲み込んでくれる。抜群の収納力を誇るが、車格を考えると、もう少し荷室に使いやすさが欲しいところ。

キャデラック XT5 クロスオーバー

2015年に発表され、2017年から日本導入がスタートした高級クロスオーバー。それまでの「SRX」を引き継いだモデルとなる。軽量・強固なコンポジット素材の採用に加えて、GM独自の軽量化構造用接着剤を組み合わせたことで、このクラスのSUVで最も軽い車体重量を実現した。パワーユニットは314psを発揮する3.6リッターV型6気筒DOHCエンジンに、8速オートマチックが組み合わせられる。

キャディバッグ最大積載量3個

ハッチゲートの開口部はスクエアで、フロアもフラット。床下に小物入れが用意されていることから、フロアは少し高め。左右ホイールハウスの干渉が大きく、ホイールハウス後方に窪みが設けられているものの、ゴルフバッグを真横にして収納することは難しい。

そのため1個目のゴルフバッグは斜めにして置き、その上にクロスにする形で2個目を収納することになる。この状態でトノカバーを閉めることができないのは残念。3個目のゴルフバッグを収納する場合はリヤシートを2/3収納し、縦に入れることになる。

キャデラック ATS セダン

キャデラックの最小コンパクトモデルとして、2012年にデビュー。日本には2013年から導入が開始されている。欧州のコンパクトセダンにも対抗できる走行性能を実現するために、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで集中的にテストを敢行し、足回りのセッティングが行われた。276psを発揮する2.0リッター直4直噴ターボエンジンを搭載し、フロントにブレンボ製ブレーキを標準装備する。

キャディバッグ最大積載量2個

トランクの開口部はあまり大きくなく、フロアとの段差があるため、荷物の大仕入れには少し工夫が必要となる。また、フロアにも凹凸があるので注意。左右のホイールハウスとトランクヒンジの干渉が大きいが、斜めにえぐられた形状となっており、1個目のゴルフバッグは真横にして入れることが可能。

2個のゴルフバッグを収納する場合、トランク奥のスペースに幅がなく、さらに高さも不足していることから、ゴルフバッグをクロスで収納することができない。リヤシートは2/3倒すことができるものの、縦に入れても2個が精一杯。

キャデラック CT6

現行キャデラック・ラインナップの頂点に君臨するラグジュアリーセダン。2015年のニューヨークショーでデビューし、日本には2017年から導入されている。アルミニウムを積極的に採用したことで、高い剛性レベルを保ちながら、大幅な軽量化を実現した。日本には340psを発揮する3.6リッターV6自然吸気モデルのみを導入。4WDに加えて、後輪も操舵する「アクティブリヤステア」を装備したことで、5mを超える全長ながらも、抜群の取り回しを誇る。

キャディバッグ最大積載量2個

開口部とフロアに段差があり、荷物の出し入れには注意が必要。フロアはフラットだが、高さがあまりなく、ボディサイズを考えると奥行き・幅ともに不足気味。また、左右ホイールハウスの張り出しも大きく、トランクリッドヒンジもラゲッジに大きく干渉している。

ホイールハウス右後方には窪みが設けられているが、ゴルフバッグを真横にして収納するのは難しい。1個目を斜めに入れ、2個目はクロスで収納することになる。リヤシートの分割可倒が装備されていないことから、3個のゴルフバッグを収納するのは不可能。

キャデラック CTS

2003年に初代が登場したコンパクトセダン、現行モデルは2013年に発表された3代目となる。2012年にキャデラックのボトムラインを担うATSが登場したことで、ボディサイズを拡大。より低い重心でスリムなフォルムのEセグメントセダンとして登場した。パワーユニットはATSにも搭載されている、2.0リッター直4直噴ターボエンジンを搭載。また、キャデラック史上最強の649psを発揮する、6.2リッターV8スーパーチャージャー直噴エンジンを搭載した、スポーツモデルの「CTS-V」もラインナップする。

キャディバッグ最大積載量2個

トランクの開口部はスクエアだが、フロアと開口部には段差がある。ATS同様にフロアに凹凸が存在するため、使い方に注意が必要。ホイールハウスの張り出しが大きい上、トランクリッドのヒンジもスペースに大きく干渉している。

ホイールハウス左右後方に窪みが設けられており、ワイドな全幅を活かして、1個目のゴルフバッグは横置きで収納することが可能。2個目を入れる場合は、1個目を斜めに入れてクロスに収納する。リヤシートを倒すことができるが、開口部が小さいため、縦にして3個のゴルフバッグを収納することはできない。

シボレー カマロ

初代が1967年にデビューし、現行モデルは2015年に登場した6代目。先代モデルからキープコンセプトのスタイリングを採用しているが、アルミニウムパーツを積極採用したことで約90kgの軽量化を実現した。パワーユニットは2.0リッター直4DOHCターボと、6.2リッターV8 OHVをラインナップ。オープンエアを楽しめるカブリオレも用意されている。

キャディバッグ最大積載量2個

開口部は小さいものの、クーペモデルとしては広大なトランクルームを持つ。ゴルフバッグを入れるには、少し工夫が必要。斜めにしないと入らないため、ゴルフバッグにフードを付けないとクラブが落ちてしまうので注意。それでも奥行きを活かすことで、2個を収納できる。出し入れは2名で行うのがベター。

シボレー コルベット

アメリカを代表すするスーパースポーツで、1954年に初代がデビュー。これまで歴代モデルが“アメリカを最強”を掲げてきた。

現在日本に導入されている7代目モデルは、2014年に登場。搭載される6.2リッターV8 OHVエンジンは最大出力466ps、最大トルク64.2kgmを発揮し、0→60マイル加速は、3.95秒を誇る。

キャディバッグ最大積載量1個

巨大なハッチゲートを持ち、開口部も大きい。FR2シータースポーツのため、ラゲッジルームはスポーツカーとは思えないほどのスペース。車幅がある上に、ホイールハウス右後方に窪みが設けられているため、ゴルフバッグを真横にして収納することが可能。リヤにウイングが設置されているため、ゴルフバッグの出し入れを1名でするのは困難。ウイングに傷をつけないように、2名で行うのが良いだろう。

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