この夏のトレンドカラー” グリーン” は、 ゴルファーの左手首を制覇する!

昨年のピッティ・イマジネ・ウォモ(※イタリアのフィレンツェで行われる、メンズファッションブランドの見本市) で脚光を浴びファッション業界におけるカラートレンド、グリーン。 その流れが2018年の時計業界にも流れ込んできたのだ。 ゴルファーにとって馴染みがある“ グリーン” の時計を手にすれば、今年っぽい腕元が即座に完成する。言うまでもなく、芝との親和性も抜群。「グリーン・緑色」を制するもの、ゴルフを制す!?かもしれない。

ダイヤルは“ 時計の顔” であり、印象を大きく作用するポイントである。それゆえ多くのメーカーはコンサバティブになり、高級感や知的さを感じさせる「ブラック」、「ホワイト」、「シルバー」など間違いのない色でダイヤルを作っている。 もちろんこういった伝統色には揺るぎない価値がある。

しかし時計をファッションやアクセサリーとして考えると、少々面白味に欠ける のも事実。もっと遊び心が欲しいなぁ…。そんな愛好家の心を揺さぶるのが、カラーダイヤルなのだ。

カラーダイヤルの利点は、デザインや機構はこれまでの人気モデルを踏襲しつつも、一歩先行く洒脱さや遊び心があること。すでに「グ レー」や「ブルー」が新たな色として地位を築きつつあるが、今年は「グリーン」が大豊作で、かなり注目を集めている。

言うまでもないが、ゴルファーにとって“ グリーン” という響きには特別な意味を持つのではないか。となればゴルファーズウォッチの新たなる本命と言ってもいいだろう。

ファッションコーディネートの中に緑を一点指すことで、毎日の生活にゴルフを意識させることだって可能だ。しかも、仕上げや濃さ、風合いによってグリーンの発色はかなり異なるので、自分好みのグリーンを探す楽しみもある。

ゴルファーなら 是非とも注目して欲しいトレンドカラーだ。

01 HUBLOT「クラシック・フュージョン キングゴールド グリーン」 | Selected by Toru Kamine

関西時計業界代表が「自腹を切ってでも欲しい!」 2018 グリーンダイヤル最新作

「スーツにもフィットする大人色。ウブロが表現するグリーンは、やはりひと味違いますね」上根亨

ウブロ流のクラシックデザインと現代的なスタイルを融合させた「クラシック・フュージョン」の新色。「ウブロは以前からトレンドカ ラーをいち早く取り入れていましたが、新色はシックなオリーブグリーン。クラシカルな同モデルにぴったりなカラーリングですね」と 上根氏も絶賛。

ウブロにしてはシンプルなデザイン。だからこそ、色で遊ぶことで個性が際立つ。ダイヤルはサンレイ加工されているの で、光の入り方によってグリーンの発色が変わる。スーツ時に着用すれば、他の袖口との圧倒的な差別化が!

ダイヤルのグリーンに合わせるように、ストラップにもグリーンのアリゲーターを使用。しかもその下側にはラバーを組み合わせている ので汗や水からも強くなり、一年を通して使える時計になっている。

ケースは薄型設計のため、ゴールド×グリーンという艶っぽい配色 であっても、悪目立ちはしないのだ。

  • SPEC
  • ケース径:45㎜
  • ケース素材:18K キングゴールド( サテン & ポリッシュ仕上げ)
  • ベゼル素材:18K キングゴールド( サテン & ポリッシュ仕上げ)
  • ムーブメント:HUB1112  自動巻き
  • 防水性:5 気圧
  • 価格:¥2,490,000(税抜)
  • 発売中

上根 亨  Toru Kamine

カミネ代表取締役社長
神戸に5店舗を展開する正規輸入時計宝飾専門店カミネの4代目社長。時計全般のアドバイザーとして世代を超えた顧客の信頼を得る。富裕層の好みを把握した、適切でわかりやすい時計の解説に定評あり。カミネ社長ブログは公式サイト内の人気コンテンツ。新商品入荷情報や海外レポート、機械式時計の魅力などを定期的に更新中。9月はハリー・ウィンストンやピアジェなど男女問わずに人気を集めるラグジュアリーブランドのフェアを開催予定。フェア期間中のみの商品紹介や特典などが満載。ぜひカミネ公式サイトにアクセス!

www.kamine.co.jp

AUDEMARS PIGUET「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」 | Selected by Tetsuo Shinoda

時計に関してオールジャンルの知識を持つジャーナリストが 「自腹を切ってでも欲しい!」2018 グリーンダイヤルウォッチ最新作

「意外性が面白いグリーンダイバーズ」篠田哲生

海=ブルーということで、ブルーダイヤルはダイバーズウォッチに採用されることが多かったが、そんな固定観念を覆すグリーンダイバー ズ。

「オーデマ ピゲの現CEOであるベナミアスさんは、かつてプロゴルファーとして活躍した人。ヘンリック・ステンソンをはじめ、多くのプロゴルファーをアンバサダーとして迎えている。さらに彼らを起用した顧客向けイベントも数多く開催しており、ゴルフとの親和 性はかなり高い。そんな背景が見えてくる時計ですね」と篠田氏。

実は「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」は、カラーダイヤ ルにおけるトレンドセッターでもある。色を楽しみたい人が注目しているモデルだからこそ、早めに手にしておきたい。

搭載されるムーブメントは、自社製の「Cal.3120」。22K 製のローター(回転錘)には、オーデマ家とピゲ家の紋章が彫り込まれている。300mもの防水性能を実現させるために、ケースはかなりボリューム感がある。

厚みは14.1㎜もあり、どこから見ても迫力満点だ。ちな みにグリーンのリューズはラバー製。

  • SPEC
  • ケース径:ケース径42㎜
  • ケース素材:SS ケース
  • ムーブメント:自動巻き
  • 防水性:300M 防水
  • 予価:¥2,100,000(税抜)
  • 発売中

篠田 哲生  Tetsuo Shinoda

時計ジャーナリスト
ラグジュアリーウォッチに関する特化した知識を有するジャーナリスト数多くの媒体で時計記事を担当。時計学校を修了した実践派で、複雑機構を備えた高級機械式時計を熟知した敏腕ライター。ラグジュアリーとは、なんたるかを日々探求中。

真価を見極める和歌山の雄が「自腹を切ってでも欲しい!」 2018 グリーンダイヤルウォッチ最新作

BREITLING「ナビタイマー 8 スーパー 8 B20 オートマチック 50」 | Selected by Takanori Demizu

「巨大なリュウズとグリーンダイヤルでヴィンテージな雰囲気を楽しめます」出水孝典

経営母体や、CEOが変わったブライトリング。と言ってもアビエーションウォッチの名門という骨格は変えずに、さらに魅力を増していく。

その中心にあるのは、ブライトリングが1938年に設立した航空計器開発部門「ユイット・アビエーション」で作られた計器たちであり、そのDNAを受け継いだシンプルで計器のような時計が早くも話題だ。

「ひときわ目を引く、特徴的な両方向回転ベゼルを搭載しており、グリーンダイヤルや巨大なリュウズとの組み合わせによって、ヴィンテージな雰囲気を楽しめますね」と出水氏も納得も仕上がりに。

カラーダイヤルには様々な個性があるが、グリーンダイヤルとレトロ感の漂うデザインは、まさに好相性。ヴィンテージテイストのブ ラウンのレザーストラップも相まって“ クラシカル” な雰囲気が強調されている。数々の魅力を備えたグリーンダイヤルといえる。

このモデルは、1930年~40年代にかけて使用されていたブライトリング製のストップウォッチ「リファレンス637」をイメージ。三角マー カーが付いた武骨なベゼルは、そのまま継承されている。

ちなみにこのストップウォッチはパイロットが時計を太ももに巻いて使用して いたそうだ。搭載される「Cal.20」は、チュードルのキャリバー「MT5612」をベースとしたものであり、品質と精度の高さに自信あり。もちろん高精度の証であるCOSC 認定クロノメーターも取得済みである。

  • SPEC
  • ケース径:50mm
  • ケース素材:チタン
  • ムーブメント:ブライトリング20 自動巻き
  • 防水性:3 気圧防水
  • 予価:価格未定
  • 2018 年秋入荷予定

出水 孝典  Takanori Demizu

オオミヤ代表取締役
関西に6店舗、2015年には鹿児島に新店舗をオープン。オフィシャルサイトやブログ、SNSが充実。長年の経験を武器に富裕層に刺さる時計を厳選。

www.jw-oomiya.co.jp/

スーパーバイザー戸賀が「自腹を切ってでも欲しい!」 2018 グリーンダイヤルウォッチ最新作

OMEGA「シーマスター300M マスター クロノメーター」 | Selected by Hirokuni Toga

「パワーストーン×イエローゴールド!見ているだけで運気が上がりそう」戸賀 敬城

グリーンダイヤルの作り方には様々な方法があるが、このモデルが採用したのは、マラカイトを薄くカットしてダイヤル素材にする方法。

天然石ゆえにカットする場所によって石の表情も異なり、一点モノの価値がある。「ダイバーズウォッチなので、ケースもブレスレット もボリュームがある。しかも全てイエローゴールドな上に、ダイヤルはパワーストーンでもあるマラカイト。誰もがひれ伏すリッチな時 計です」と戸賀も驚愕。

若芽の色でもあるグリーンは、生命力と永遠の象徴とされる。そこに富裕の象徴たるゴールドを組み合わせた時計は、最高の幸運を運んでくれるラッキーチャームとなることだろう。

1957年に誕生した傑作「シーマスター」のオリジナルデザインを復刻しており、既に確固たる人気を確立しているダイバーズウォッチ。そのバリエーションなので、豪華な金無垢ケースであっても防水性能は300 mを確保。

シースルーバックからは、アラベスク仕上げを 施したCal.8913 が見える。15000 ガウス以上の超耐磁性能と高精度を兼ね備えるMETAS(スイス連邦軽量認定局)認定「マスター クロ ノメーター」を取得した高性能ムーブメントだ。

  • SPEC
  • ケース径:41㎜
  • ケース素材:18KYG
  • ムーブメント:CAL8913 自動巻き
  • 防水性:300M 防水
  • 価格:¥3,770,000(税抜予価)
  • 11 月発売予定

BRUDER 編集部時計担当が「自腹を切ってでも欲しい!」 2018 グリーンダイヤルウォッチ最新作

SEIKO PROSPEX「1968 メカニカルダイバーズ 50 周年記念限定モデル ディープフォレスト SBDX021」 | Selected by BRUDER

「日本の美意識が巧みに表現されているグリーンダイバーズ」BRUDER 編集部

ヴィンテージ的な味わいや富の象徴、あるいはゴルフとの親和性などを表現してきたグリーンダイヤルだが、このモデルは日本が世界に 誇る“ 自然の美しさ” を取り入れたグリーンダイヤル。

ハイスペックダイバーズの誕生50 周年を記念しており、ダイヤルカラーで表現 したのは、周囲の海がダイビングスポットとして人気が高い屋久島の深い森だ。

「国産ブランドらしい、グリーンへのアプローチですね。 豊かな海は美しい森が育むといわれますし、エコ意識が高まる一本です。ディープフォレストを感じさせる文字盤色が、大人っぽい雰囲 気を醸します」とBRUDER 編集。

高級時計の世界では日本の美意識を投影させるテクニックが人気だが、それを色使いにも取り入れることで、時 計の魅力を増幅させている。

残光継続時間が従来に比べて1.6 倍になった新ルミブライトを使用しており、暗闇でも視認性を確保した。ダイヤル色に合わせたグリー ンのベゼルは、硬度の高いジルコニアセラミックスを採用している。

ボリューム感のあるケースは15.4㎜厚。ベゼルには大きな刻みが入っ ており、操作性を高めている。

  • SPEC
  • ケースサイズ:縦50.5mm ×横44.3mm ×厚さ15.4mm
  • ケース素材:SS ケース
  • 防水性:300m 飽和潜水用防水
  • ムーブメント:8L35_ メカニカル 自動巻( 手巻つき)
  • 予価:¥320,000(税抜)
  • 世界限定1968 本
  • 2018 年7 月発売予定
  • Text : Tetsuo Shinoda
  • Photographer : Mitsugu Sakai【REP ONE】
  • Direction : Keiichi Moritani

 

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