機械式クロノグラフの傑作をリモデル  オメガ「スピードマスター ‘57」

オメガ「スピードマスター」は、アポロ11号で“月に行った腕時計”としても知られる機械式クロノグラフの傑作。今回はこのファミリーで注目されている新作「スピードマスター ‘57」を紹介したい。

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スピードマスターは、時代を超越して愛される“傑作時計”の中でも、人類の歴史にその名が刻まれた特別なクロノグラフだ。NASA(アメリカ航空宇宙局)の厳しい耐久テストに唯一合格し、アメリカの宇宙飛行士たちの公式装備品となった。

冒頭でも触れたが、スピードマスターは、1969年にアポロ11号による人類史上初の月面着陸を果たした際、2人の宇宙飛行士が着用していたモデルとして知られている。さらに1970年には、アポロ13号がアクシデントで地球への帰還が危ぶまれた中、“運命の14秒”を刻んだストップウォッチ機能で生還を果たし、その精度が高く評価された。これが“ムーンウォッチ”と呼ばれる所以だ。

スピードマスター ‘57モデルは、1957年に誕生した初代モデルの魅力的でスタイリッシュなデザインを継承しながら、最新の技術、センスでリファインした最新作。スピードマスターの大ファンとして知られるオメガのアンバサダーである俳優ジョージ・クルーニーがキャンペーンの顔を務めたことも話題となった。

ベゼルには、歴代スピードマスターに採用されてきた時速を計測できる「タキメーター・スケール」が装備されている。ムーブメントは、オメガが誇る高精度&高耐磁機能を備えた最新の「マスター クロノメーター」が搭載された。機械式時計はパソコンやスマートフォンなどが発する磁気に弱いが、マスター クロノメーターは強烈な磁気テストを見事にクリアし、どんな環境でも安心して使用できるモデルとなっている。

OMEGA /オメガ

スピードマスター ‘57(フィフティーセブン) 118.8万円(税込) / レザーストラップ仕様は114.4万4000円(税込)

SPEC
  • ケース径:40.5 mm、ケース厚:12.99 mm
  • 手巻き、SSケース&ブレスレット、ストップウォッチ(クロノグラフ)機能、マスター クロノメーター認定、パワーリザーブ約60時間、5気圧(50m)防水

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Text : Yasuhito Shibuya

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