Z世代の言葉を攻略したら、部下との距離が縮まった

オフィスで時に聞こえてくる意味不明なワカモノ言葉。BRUDER読者のみなさまは、会社の若手メンバーとうまくコミュニケーションをとれていますか?まるで隠語のような言葉ですが、理解していれば部下との距離が縮み、寄り添える上司だと一目置かれたりして…。

部下に仕事を依頼したら…

部長:「この仕事お願いしてもいいかな?」
社員A:「もちろんです!秒でやっちゃいます」
―― 休憩時間 ――
社員A:「やばい。部長に頼まれた仕事まじキャパい
社員B:「どれどれ...そんなボリュームの仕事頼まれたの?しんどみww」
社員A:「まじでえぐいて!
社員B:「Aがそれやるのなんだけどw 応援だけしてる!」

解説編

【秒で】いますぐに、即、一瞬で、の意。同義語「マッハで」。昭和時代には「速攻で」なども使われていた。

【キャパい】キャパシティーオーバー(自分の許容量を超えている)でテンパっている状態、の意。「自分の限界」を超えた場面なら、柔軟に応用できる。

【しんどみ】「しんどい」に「み」をつけて名詞化。しんどい、の意。ほかには「やばみ」(やばい)、「わかりみ」(共感できる)、「つらみ」(つらい)などがある。「しんどみが深い」「しんどみが過ぎる」→とてもしんどい、の意。

【えぐいて】=「えぐいてぇ」予想外の出来事に遭遇したときに使う言葉。きつい、つらい、きびしい、の意。「い」にアクセントを置く。

【草】語尾につける「笑」の進化形。「笑」→「w」→「草」。「w」を複数並べて使用した際、芝生に見えたことが所以。草の度合いを表す表現としては「大草原」→「竹」→「森」→「山」→「アマゾン」と表現されることもある。

Illustration
Yoriyuki Suzuki
Text
Marina Nakada
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Junko Itoi
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