旅する写心 〜Flowers Will Bloom

2018年「ミズノオープン」開催にあたり
R&Aが下見にザ・ロイヤルGCを訪れ、
その時の出会いが全ての始まりだった。

R&Aの人たちがここをとても気に入り、
2019年「アジア・太平洋女子アマチュア選手権」の開催を決めた。
R&A主催のもと、
アマチュア女子ゴルフの更なる発展と成長を目的に
第1回のシンガポールに続く、
第2回の開催がザ・ロイヤルGCとなったのだ。

優勝者には「エビアン選手権」「全英女子オープン」
「オーガスタナショナル女子アマ」の出場権が与えられた。
これは、男子の松山英樹がたどったオーガスタへの道。
女子にもチャンスが拓かれたのだ。
世界を目指すゴルファーへ
新たな目標が設定された。

そして今年、新たなジュニアの試合が始まった。
「THE ROYAL JUNIOR」。
日本全国の高校生選抜大会に
R&Aは力を貸した。
優勝者を「全英アマ」と「全英女子アマ」に招待すると。

日本ゴルフの発展に大きく寄与した、
1922年開催の日本と英国の皇太子による親善マッチ。
その伝説の日英マッチから100年の時を経て、
R&Aとザ・ロイヤルGCが
ジュニアゴルフの新たな歴史の扉を開く。

人と人との触れ合いから始まる新たな試み。
いつか必ず花は咲く。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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