新鋭ブランドが示す「ゴルフウェアから漂う品格」への最新回答

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2020年にスペシャリティストア「Ron Harman(ロンハーマン)」でプレローンチし、瞬く間に完売アイテムが続出した「OBSIDIAN(オブシディアン)」が、ウィメンズやキャディバッグなどフルラインアップとなり、注目度を上げている。ファッショニスタが着たいゴルフウェアを形にするブランドで、昨年夏に本格始動したばかり。その世界観とは?

「OBSIDIAN」は、ゴルフにもファッションにもこだわりとスタイリッシュさを求める全ての人に向けたラグジュアリーゴルフブランドとしてスタートした。「JUNYA WATANABE COMME des GARCON(ジュンヤワタナベ コムデギャルソン)」など国内外で注目を集めるファッションブランドをはじめ、数々のコレクションブランドに携わってきたパタンナーや、デザイナーらが企画。プレローンチで手応えを得て、21年8月にウィメンズコレクションを追加し、同9月に東京・二子玉川に旗艦店をオープンした。

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<メイン写真>(男性)ブルゾン ¥61.600、モックネックシャツ ¥25,300、パンツ ¥39,600、キャップ ¥12,100/(女性)ブルゾン ¥61.600、モックネックシャツ ¥42,900、ショートパンツ ¥31,900、キャップ ¥12,100(すべて税込)

<2枚目>(男性)フーディー ¥47,300、モックネックシャツ ¥42,900、パンツ ¥39,600/(女性)フーディー ¥42,900、パンツ ¥34,100(すべて税込)

ゴルフウェアは機能性・素材にこだわったアイテムが多いが、ファッション性が高く、自分達が着たいウェアがない――そんな実体験が、ブランド立ち上げのきっかけという。昨今のゴルフウェア規則の緩和などの時代の流れをみても「JIL SANDER(ジルサンダー)」 や「THE ROW(ザロウ)」「OAMC(オーエーエムシー)」 などトレンド性の高いエレガントなウェアを着てゴルフをしてもいいのではないか?と、発想をあくまでファッション思考優位とすることにこだわっている。

スポーツウェアに多い機能素材優先・コンサバティブなビジュアルではなく、その時代に合ったシルエットとスポーツウェアを美しく融合するのがコンセプト。ついにそろったファーストコレクションは、ブランド名の由来である「黒曜石」のブラックをメインカラーとし、品格を漂わせながらプレーしやすいベーシックアイテムが揃う。

都内ではロンハーマンのオンラインストアほか、二子玉川の直営店で購入でき、2月23日(水)からは松坂屋名古屋店での期間限定ポップアップストアの開催も決定している。そこではメンズの先行販売アイテム、ウィメンズ限定のホワイトシリーズも発売。ファーストコレクション以降は、シーズン毎の発表を目指しているという。

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  • Edit/Text : Junko Itoi
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