歴史的大変身を果たすシボレー コルベットへの期待

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2021年のニューモデルで最も楽しみなのが、5月から納車が始まるシボレー コルベットだ。1953年のデビュー以来、頑なに守り続けてきたFR(フロントエンジン・リアドライブ)という駆動方式を、8代目となる新型でミッドシップに変更。これまでの歴史をひっくり返すような大変身を遂げているためだ。

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シボレーのエンジニア陣は駆動方式を変えた理由について、「FRでできることはやり尽くしたから」と語ったという。けれども、ボンネットの下に大きなエンジンを積み、そこから生まれる大出力で後輪を駆動する豪快なドライブフィールがコルベットの個性であり魅力であったことは間違いない。エンジンをドライバーの背後に積むミッドシップのレイアウトで、フィーリングはどう変わるだろうか──。

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これまでのFRというレイアウトは、ドライブフィールのほかにもスタイリングに影響を及ぼしていた。フロントに長いエンジンを積むことから、ロングノーズ・ショートデッキという特徴的なスタイルが必然的に生まれていたのだ。新型コルベットはメーカー発表の写真を見る限り、テールが長いミッドシップ的なスタイリングになっている。実車を見たときに、これまでのスタイリングに慣れ親しんできたコルベットファンが、どのように新しいデザインを受け止めるのかも興味深い。

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ミッドシップ化のほかにも、楽しみな点はある。まず、ドライバーの背後に積まれる新開発の6.2リッターV型8気筒OHVエンジンだ。世界中のスポーツカーが「ダウンサイジング+ターボ」という流れに傾いているなか、あえて大排気量のNA(自然吸気)エンジンにこだわっているのだ。このエンジンとシボレー初となるデュアルクラッチ式8速ATの組み合わせは、どのような加速を味わうことができるだろうか。

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さらに、日本市場への熱意も見逃せない。コルベットの歴史で初めて、右ハンドル仕様を導入するのだ。加えて、日本仕様にはGMジャパンとゼンリンデータコム社が共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。最新情報をストリーミングすることで、地図データの更新から解放されるという。

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ゴルファー視点でいえば、積載能力にも注目したい。なんと! コンバーチブル仕様では、屋根を開けて、内部に収容した状態でも荷室に2個のキャディバッグを積める、と発表資料にはあるのだ。ミッドシップ化、デュアルクラッチ、右ハンドルと、さまざまな“コルベット初”が並ぶニューモデルの価格1180万円から。試乗の際にはもちろんキャディバッグを2個用意して駆けつけたい。

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シボレー コルベット クーペ 2LT
車両本体価格:11,800,000円(税込)

  • ※表示価格にはオプションは含まれておりません。
  • ※価格には保険料、税金(消費税除く)、自動車リサイクル料金、その他登録等に伴う費用等は含まれておりません。
  • ボディサイズ | 全長 4630 X 全幅 1934 X 全高 1234 mm
  • ホイールベース | 2722 mm
  • 車両重量 | 1526 Kg
  • エンジン | V型8気筒OHV
  • エンジン排気量 | 6153 cc
  • 最高出力 | 495 ps(369 kW)/ 6450 rpm
  • 最大トルク | 637 N・m / 5150 rpm

 

  • Text : Takeshi Sato

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