レジェンドスケーター、サル・バービアとマルボンゴルフ  - Golfickers meets Malbon Golf【HOLE 9】

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数々のブランドをプロデュースし、いまだ多くのファンをもつレジェンドスケーター、サル・バービアもマルボンファミリーのひとり。スティーブンの声掛けにより、インタビューに応じるため会いにきてくれた。じつはPETANは中学生のときサル・バービアの大ファンで、彼のシグネチャーモデルのスケートボードシューズを履いてスケボーをしていた。憧れの存在を前に緊張するPETANをみて、サルがインタビューをリード。

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サル(以下、S):ブルーダーは、スタートしてどれくらい経つの?

ピータン(以下、P):2年くらいです。僕らがジョインしたのは最近で、ブルーダーの編集部からクールで面白いことを一緒に仕掛けたいと声がかかったのがきっかけなんです。

S:ということは、PETANはエディターではないってこと?

P:僕はファッションスタイリストをしていて、バンチョーはアートディレクター。

バンチョー(以下、B):それ以外の仲間たちも、フォトグラファーだったり、クリエィティブな仕事に就いているメンバーがほとんどです。

S:クールだね! ところで、日本はゴルフのプレーフィーが高いと聞いたんだけど本当?

B:安くても70ドルくらいはしますね。LAだと15~20ドルでもプレーできますよね?

S:むしろ8ドルでもできるよ! そしてそれがすごくいいコースだったりするんだ。

B:それは安い!! 日本だとゴルフはお金がかかるし、車も必要だし、なかなか若い人たちにはハードルの高いスポーツなんです。だから僕たちのゴールは、もっと気軽にゴルフを楽しめる環境をつくること。たとえば、ゴルフコースのプロデュースなんかもできたらいいなと思っています。

S:面白そうだね!

B:サルが、ゴルフを始めたきっかけは?

S:2、3年前かな。当時スティーブンの家の近くに住んでいて、お互い子どもたちを交えて一緒に遊んでいたんだ。彼の庭にはゴルフの練習ができるスペースがあって、すすめられて少しやってみた。そうこうしているうちに、ゴルフの打ちっ放しに行こうと言われて行くことになって。彼にゴルフの魅力を教わって、のめり込んでいったんだ。

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P:いまはどれくらいの頻度でプレーするんですか?

S:週に1、2回かな。僕の家の裏庭は大きな芝生になっていて、子供たちがいるときはそこで素振りをしたりしているよ。時間があるときは、ほぼ毎日やってる。

B:ゴルフの楽しいところはどこだと思いますか?

S:とにかく全部が楽しいよね。スケートもサーフィンもそうだけど、自分自身と競えるスポーツが好きなんだ。結果はすべて自分次第だし、どれだけ上達したかも測りやすいし。

P:うまくいっても、いかなくても楽しいですか?

S:そうだね。ゴルフをやっていて、悪いムードになったことはないかな。もちろん悪いスイングが出てしまう日もあるし、スコアがひどい日もあるけど、そこまで落ち込んだり、いやな思いをすることはないよ。これまでやってきたスケートやギター、サーフィンもそうだけど、1年やそこらでうまくなるものではないと思ってるから。時間をかけて、じっくりできるスポーツだからそれも僕にとっては旅みたいで最高。日本の寿司職人と一緒じゃない? 1日や2日で握れるものじゃなくて、まずはシャリだけに何年も費やす。その鍛錬の時期があって、次のステップがある。どこかに到達するために地道に続けられるのって、クールなことだと思う。

B:ゴルフに対して、真摯に向き合っているんですね。

S:自分との戦いだからもちろんそうだけど、生真面目にというよりは、楽しく向き合っているよ。

B:日本のゴルファーは、割と競技志向の人も多いかもしれません。

S:ゴルフはそんなにすぐ上達するものではないし、プロになるって大変なことだから、そこに対しての僕自身の期待値は低いかもしれない。あくまでゴルフをやるモチベーションは、ただただゴルフが好きだから。年齢的にも身体的にもリミットはあるし、プロから比べたら費やす時間も全然違うから、絶対に追いつけない。だから純粋にゴルフ仲間と一緒にプレーできるのが楽しいんだ。

B:ただ真剣にプレーするというより、真剣に楽しむ!ということですね。

S:楽しむために、真剣に向き合うという感じかな。きちんと打ち方を学ばないと最終的には楽しめないからね。

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P:僕たちもゴルフが大好きで、もっと枠に囚われずゴルフを楽しむために、新しいビジネスモデルをつくりたいなと思っているんです。これまでインタビューなんてしたことなかったけど、ゴルフクレイジーになった結果スティーブンと知り合ってLAまで来て、気付いたらレジェンドのサルにインタビューをしてるんだから自分でもびっくりです!

S:それはマジでクールだよね。ちょっとスティーブンと似てるよ。ゴルフって大人になっても仲間と純粋に楽しめるスポーツなんだと思う。一緒にゴルフをしている仲間の99%は、年配のスケートボーダーが多いんだ。 僕が一番遅くにゴルフを始めたかな。 というのも、スケーターとしてのキャリアが長かったから。 いくつになっても、同じ仲間たちと一緒にゴルフができているなんて、最高だと思わない?

B:最高です! それもゴルフの魅力ですよね。では最後に、サルにとってマルボンゴルフ、そしてスティーブンはどんな存在ですか?

S:彼は僕にとって最高の親友であることに間違いないよ。そして、みんなをゴルフを通じてつなげていった。業界のハブ的存在で、素晴らしい人物だと思うよ!

P:ありがとうございます。あの、サインをもらって帰ってもいいですか?

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