世界屈指のスケーター、ショーン・マルトが着るマルボンゴルフ  - Golfickers meets Malbon Golf【HOLE 8】

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前回紹介したキース・ハフナゲルに加え、マルボンを愛する人気者のひとりである若手プロスケーターのショーン・マルト。お土産にゴルフィッカーズグッズを渡すと、「インスタで見てずっと欲しいと思ってたんだ!」と無邪気に喜んでくれたが、なんと自身のインスタグラムのフォロワー数は90万人超え! ナイキの公式スケーターとしても活躍中だ。そんな影響力のあるショーンが、マルボンゴルフを選ぶ理由とは? ゴルフに対する思いとともに聞いた。

ピータン(以下、P):まず、ショーンがゴルフを始めたきっかけについて教えて。

ショーン(以下、S):12歳のとき、ゴルフクレイジーな父親に、なかば強制的にゴルフスクールに入会させられたんだ(笑)。それが一番最初のきっかけ。当時はスケートにのめり込んでいたから、結局1年で辞めてしまったんだけどね。友だちにも「なんでゴルフしてるの?」なんて言われていたよ。そのあと20歳になってから、一番上の兄がゴルフに連れて行ってくれたことがあって、そこから本格的にどハマリしたんだ。外が0℃の極寒でも気にせず毎日ゴルフ場に通っていたくらい、クレイジーなハマり方をしていたよ。

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バンチョー(以下、B):ゴルフが好きな家系なんだね。

S:兄が3人いて、僕は末っ子なんだけど、父親と長男が特にゴルフが好きなんだ。ゴルフ旅行には、家族みんなで行くよ。

B:だいたい週に何回くらいゴルフをするの?

S:ツアーに出ていないときは、週に2回くらいかな。年間5~6ヶ月はスケートのツアーにまわっていて、その間は残念ながら忙しくてできないんだ。

P:ゴルフの好きなところは?

S:もともと外にいることが好きだし、競い合うのが好きなんだ。それにゴルフは、年齢や職業関係なく幅広い人たちと同じ時間を共有できるし、自分との戦いも楽しめるスポーツ。スケートとの共通点もあって、たとえば、数秒間に一気に技を集約して動くところなんかがそう。ゴルフもたった一瞬のスイングの動きで、ボールの出方が変わってくる。それから、自分で努力すればするほどスキルが向上するのもやりがいがあって、楽しいよ。

P:遊びの範疇を越えてハマっている印象があるけど、仲間のスケーターでゴルフをやる人はいる? 日本ではサーフ&ターフはあっても、スケーターがゴルフをしているというのはあんまり聞かない。若い人たちがゴルフに興味をもつには、どうしたらいいと思う?

S:アメリカでもプロスケーターがゴルフをやるのは珍しいと思う。これまでのゴルフブランドがつくってきたイメージ的にも、ゴルフは金持ちの白人が、老後にやるスポーツという印象が強くて、それで若者がどんどん離れていってしまった。ただ、マルボンやゴルフィッカーズみたいに、若い人たちでも受け入れやすいイメージ、そして環境づくりを始めてくれた人たちが出てきて、今後状況は変わっていくんじゃないかな。

スケーターは特にファッションにこだわるから、クールなウエアがあることも大事だし、ゴルフ場って、格式が高くてルールがたくさんあるイメージがあるけど、友だちとリラックスして楽しく遊べるスポーツだっていうのがもっと浸透するといいと思う。たとえば、マルボンは面白いゴルフパーティーをたくさん開催しているよね。カクテルを飲みながら、シミュレーションで試打ができるような。それですぐにゴルフにハマるわけではないけど、きっかけにはなるだろうし、なにより楽しめる雰囲気や環境づくりが、若い人たちにとって大事だと思う。

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B:ショーンにとって、マルボンゴルフ、そしてスティーブンはどんな存在?

S:やっていることの切り口が新しくて、ゴルフ業界の先駆者的な存在。ゴルフウェアを単なるスポーツウェアじゃなく、ファッションにしたのも業界にとっては新鮮だよね。そして彼のしているアプローチはスケート業界のやり方にとても似ていて、例えばSupremeは、店舗の裏でスケートをして遊べるんだけど、マルボンのお店でも、実際にシミュレーションゴルフで遊べるよね。いろんな観点から、これまでのゴルフの常識をぶち壊していると思う。それがいいよね、とてもクール。

自分はスケーターだから、スケートをしている時と同じようにゴルフと接することができるのが心地いいんだ。たとえば服の着方や、人との出会い方、楽しみ方ひとつとっても、スティーブンのアプローチはとても入りやすい。ゴルフって、すごくニッチなジャンルだとは思うけど、そのなかでも徐々にライフスタイルに溶け込んで、若い人たちがゴルフに関心を持つ機会は増えていると思う。

お店でつながったり、実際のゴルフのパーティーやプレーでつながって、新しいコミュニティができ始めてる。その先陣をスティーブンはきっていて、すごいと思う。

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P:本当にそうだよね。ゴルフィッカーズもゴルフがきっかけでスティーブンとつながって取材に来て、そしてショーンにも会うことができてる。ゴルフには特別なパワーがあるって感じるよ。

S:友だちの80%はスケートがきっかけで知り合ったけど、ゴルフを通じてできた友だちも増えてきてる。そのつながりがとても素敵だし、一生残るものだと思っているよ。 たとえばスティーブンと一緒にハングアウトしたら、気づいたらSchoolboy Qとまさかの18ホールを回っていたんだよ! 本当にびっくりだよね!!

P:次回は僕たちも、ショーンと一緒にプレーがしたい! 日本に来ることがあったら、連絡してね。

S:もちろんだよ。日本には1年半前に行ったけど、戻れるものならすぐにでも。ゴルフィッカーズとゴルフする為だけに行っちゃおうかな。そうだ、BANCHOとPETANと、写真撮って帰ってもいい(笑)?

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