2019年プレジデンツカップ観戦ガイド 知っておくべき8つのポイント - オーストラリアゴルフ旅行【HOLE4】

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それはメルボルン郊外の海岸線へと向かう、唯一無二のゴルフトーナメント。世界に名だたるゴルフコースで、当代きっての名プレイヤー24人が2チームに分かれて対戦する。この事実だけでも、プレジデンツカップが従来の大会とは一線を画していることがわかる。

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メルボルン、そしてロイヤルメルボルン・ゴルフクラブは幸運にも、二年に一度開催される、このチーム対抗戦の13回目の舞台に選ばれた。本大会がビクトリアの州都にやってくるのはこれで3度目。アメリカ国外の都市ではメルボルンだけが、プレジデンツカップを複数開催している。世界でも有数のゴルフ場を擁するこの街にとって、これは大きな勲章だ。あらゆる面でワールドクラスの開催地であることを1998年と2011年に証明してみせたロイヤルメルボルンにとっても、栄誉なこと。PGAツアーがその珠玉のチーム対抗戦を、意外なほど短いインターバルで“RM”へ呼び戻すのも不思議はない。

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知っておくべき8つのポイント

歴史的には米国チームが圧倒してきたものの、今年も熱のこもった、激しい争いが繰り広げられるのは間違いない。すでに1998年と2011年の大会を観戦しているファンなら、この一週間への計画も立てやすいだろうが、今回がプレジデンツカップ初参戦となる方のために、来たる12月9日~15日へ向けて知っておくべきことをまとめておこう。

1. 独自の大会形式。

プレジデンツカップのルールは独特だ。大会誕生のきっかけとなった、米国選抜と欧州選抜が二年に一度対戦する、伝統のライダーカップとも異なる。まずもって試合数が多く、4日間にわたって争われる。大会は木曜のフォアサム5試合で幕を開け、次いで金曜にフォアボールが5試合、土曜にフォアサムとフォアボールが4試合ずつ組まれ、最終日の日曜にはシングルス戦が12試合行われる。

今大会から細かいルール変更が導入され、各選手は最終日のシングルス戦までに、最低でも1試合だけプレーすればよくなった。シングルス戦までに2試合のプレーが義務づけられていた過去の大会とは、この点で異なる。各マッチに勝利すると1ポイントが与えられ、合計では30ポイント。18ホール終了後にスコアがタイの場合でもプレーオフは行わず、両チームに0.5ポイントが与えられる。また、2003年大会の結果を受けた変更により、シングルス戦の終了時に15対15の同点だった場合、その大会は引き分けとみなされ、両チームがプレジデンツカップを分け合う。

2. 観戦スタイルも工夫が必要。

プレジデンツカップでは、一度に最大24人のゴルファーしかコースに出ない。そこへ通常の大会並みのギャラリーが押し寄せるため、コースを効率よく周っていくことが極めて重要だ。そこで1、2試合を追いかけるのではなく、コース内の人気スポットに腰を落ち着け、すべての組を通しで眺めるのも悪くない。序盤のホールをひとつ選べば、終盤の数ホールでもう一度、同じように観戦するチャンスが巡ってくる。

3. フォアサムとフォアボールの高い戦略性。

フォアサムはアマチュアレベルでは、「ラウンドの半分はパートナーの失敗の後始末をしている」ように感じるかもしれないが、一流プレイヤー同士の戦いでは、はるかに細かい駆け引きが存在する。例えば、どちらの選手がティショットを打つのか。とりわけパー3やパー5のホールでは、常に先を見越したクレバーな判断が求められる。どちらのボールを使うのかも問題だ(一般的に、2人のツアープロが異なるメーカーのボールを使っている場合、グリーンへ寄せるアイアンショットを打つプレイヤーのボールを使うことが多い)。

フォアボールでは各選手が自分のラウンドをプレーするが、パートナーの存在が保険となって安心感を与え、より攻撃的になれる。フォアボールでは特にグリーン上で、戦略的な駆け引きが見られる。例えば1.5メートルのパーパットを控えているプレイヤーが、3メートルのバーディパットを控えているパートナーよりも先にパットを打つことは、ロイヤルメルボルンの手ごわいグリーン上では、決して珍しくない戦略だ。

4. 2人の名選手がキャプテンに。

史上最高のゴルファーと多くが認めるタイガー・ウッズが、キャリアで初めて、米国選抜チームの主将を務める。同じくアーニー・エルスも、世界選抜チームでキャプテンデビューを果たす。プレジデンツカップの名場面の多くは、ゴルフ界を支えるこの2人の巨人の一方、または両方の手で生み出されたものだ。

5. ランキング上位者と指名プレイヤーの混成チーム。

世界選抜チームの場合、2018年8月27日から2019年8月25日までのゴルフ世界ランキング獲得ポイントで、出場資格を有する上位8名のプレイヤーが、エルスのチームに参加する。

米国選抜チームの場合、2017年9月11日から今年のツアーチャンピオンシップまでの間に、もっとも多くのFedEx Cupポイント(今年のポイントほど比重が高い)を獲得した、上位8名の米国PGAツアーのプレイヤーが、タイガーのチームに加わる。

さらに両チームのキャプテンが指名する4人が各チームに合流。メンバーは後日発表される。

6.ロイヤルメルボルンはアーニー・エルスの“庭”。

“ビッグイージー(穏やかな大男)”の愛称で知られる世界的プレイヤー、エルスは、コンポジットコースのレコード保持者(12アンダーの60!)だ。2002年から2004年にかけ、芸術的なコースレイアウト上でハイネケンクラシックを3連覇している。主将のエルスは世界選抜チームのメンバーに、コースの攻略法を惜しげもなく伝授するはず。

7. 世界選抜がプレジデンツカップに勝ったのは一度だけ。

その一度が、ロイヤルメルボルンで開催された1998年大会。17対17の引き分けに終わった2003年の南アフリカ大会を除き、あとはすべての大会で米国選抜が優勝している。

8. 選手がホールアウトしなくても驚かない。

本大会はマッチプレー形式で争われるため、“コンシード”が認められていることをお忘れなく。戦略面でも欠かせない要素だ。

観戦プランを練ろう

今年の12月にロイヤルメルボルンで開催される、2019年プレジデンツカップを観戦しようと決めた方。素晴らしい判断だ。この一年を締めくくる、最高の旅となるに違いない。もちろん、自分でもちょっぴりゴルフを楽しみたいもの。そこでBRUDERがメルボルンでの滞在日数に合わせて、ゴルフのラウンドとプレジデンツカップの観戦を一度に満喫できる旅行プランをコーディネートしてみた。ご参考あれ。

4日間プラン

12月10日(火)朝、メルボルン着。

10日(火)と11日(水)はヤラバレーのゴルフ場で2度ラウンドを楽しむ。

12日(木)と13日(金)にプレジデンツカップを観戦。

12月13日(金)夜、メルボルン発。

5日間プラン

12月9日(月)朝、メルボルン着。

9日(月)と10日(火)はヤラバレーのゴルフ場で2度ラウンドを楽しむ。

11日(水)はモーニントン半島まで足を延ばして一日ゴルフ。

12日(木)と13日(金)はメルボルンへ戻ってプレジデンツカップを観戦。

12月13日(金)夜、メルボルン発。

6日間プラン

12月14日(土)朝、メルボルン着。

14日(土)と15日(日)にプレジデンツカップを観戦。一流のプレーに酔いしれる。

16日(月)と17日(火)の2日間はモーニントン半島へ足を延ばしてラウンド。

18日(水)からはカーフェリーでポートフィリップ湾を越え、ベラリン半島でもう2日間ゴルフを楽しむ。

12月19日(木)夜、メルボルン発。

7日間プラン

12月13日(金)朝、メルボルン着。

13日(金)はメルボルン・サンドベルトのゴルフ場でプレー。

14日(土)と15日(日)にプレジデンツカップを観戦。

16日(月)と17日(火)の2日間はモーニントン半島へ足を延ばしてラウンド。

18日(水)からはカーフェリーでポートフィリップ湾を越え、ベラリン半島でもう2日間ゴルフを楽しむ。

12月19日(木)夜、メルボルン発。

2019年プレジデンツカップ観戦ツアー 旅行代理店

  • 株式会社エイチ・アイ・エス スポーツイベントセクション

    TEL.東京03-5360-4681 横浜045-410-1571  大阪06-6359-1919

  • 株式会社ジャルパック(JALマイレージバンク会員様向け観戦ツアー)

    TEL.050-3164-1173

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