プジョーのフラッグシップサルーン 508にステーションワゴンモデルの508 SWが追加された。
「サルーンの概念のすべてを変える」をテーマに3月に日本市場に投入され、そのスタイリングや俊敏な走りが高く評価された508に待望のステーションワゴンが加わった。508サルーンがそれまでの概念を打ち破る4ドアファストバックという大胆なスタイルになったのと同様、508 SWもワゴンとは思えないシャープでスタイリッシュなデザインが採用されている。
ベースとなった508のスタイリングテイストはそのままに、リヤオーバーハングを4cm延長。SW化により2列目シートのヘッドクリアランスはサルーンと比較すると、約4cmもゆとりが生まれ、後席の居住性が大幅にアップした。
ラケゲッジスぺースは通常時で530リットルを確保しており、リヤシートを畳むことで1780リットルにまで拡大する。フラットでスクエアな荷室は多くのゴルファーにとって非常に魅力的に映るはずだ。
インテリアは、ドライビングのための空間としてクラスを超えた質感の高さを実現。プジョーの最先端インターフェイスである「i-Cockpit」を採用しており、レーンポジショニングアシスト、アクティブクルーズコントロール、ナイトビジョン、アクティブセーフティブレーキといった先進機能の操作は、このシステムを介して操作する。
ファストバックスタイルの508でも特長的だったユーティリティの高さは、SWでも健在。SW専用装備として、ラゲッジフックレール、セパレーションネット、ステンレスシルプロテクター、トノカバー、ルーフレールが与えられた。
ラゲッジシルは、ファストバックに対して30mm低く24mm幅広となっており、ゴルフバックなどの長尺物の出し入れも、簡単に行えるようになった。
パワーユニットは、2.0リッター直列4気筒クリーンターボディーゼルの「Blue HDi」とダウンサイジング1.6リッター直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」を搭載。シャシーは電動化を見据えて、グループPSAの主力プラットフォーム「EMP2」を採用した。
508サルーン同様に、プジョーらしいしなやかな乗り心地とダイナミックなハンドリング、抜群の静粛性を兼ね備えている。
価格(税込)は442万〜517万円。ドイツ製ワゴンやSUVでは飽き足らない層にとって、507 SWが持つハズした雰囲気は相当魅力的に映るのではないだろうか。しかも、プジョーらしく懐の深い乗り味や、抜群のユーティリティも備えているのである。
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