ゴルフをこよなく愛するマルボンファミリーのLAライフ - Golfickers meets Malbon Golf【HOLE 4】

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米・マンハッタンビーチの閑静な住宅街に暮らす、マルボンファミリーの日常はとてもにぎやか。スティーブンへのインタビューはすべて彼の自宅で行ったのだが、滞在初日、GOLFICKERSがマルボン宅のドアを叩いたのは、午前7時だった。早朝にもかかわらず、テンション高く迎え入れてくれたスティーブン。今回は、そのうしろで学校に行く準備をしていた愛息子のルッチ(8歳)とレミ(7歳)、そして妻でありビジネスパートナーであるエリカに話を聞いた。

インタビュー初日。笑顔で自宅に迎え入れてくれたスティーブン。飼い犬のラブラドールレトリバーも、来客に興奮気味。

スティーブン・マルボン(以下、S):ようこそ。今日1日、ここを君たちの家のように思ってもらって、リラックスして過ごしていいからね!

そう声をかけてくれたスティーブンの後ろから階段を下りてきたのは、長男のルッチ(8歳)。小学3年生でありながら、インスタグラムのアカウントを自分で立ち上げ、日々マメにポストしているようだ。つづいて、次男のレミ(7歳)がエリカと共に下りてきた。甲斐甲斐しく朝食の準備をするスティーブンの横で、まだ眠気眼のルッチとレミに話を聞いた。

ピータン(以下、P):2人はゴルフをするの?

ルッチ(以下、L):ゴルフは見るだけ。

レミ(以下、R):僕はするよ。

バンチョー(以下、B):何歳からゴルフをしているの?

R:2歳のときから。

P:ゴルフは好き?

L:普通よりすこし好きだし、弟のゴルフを見るのは好き。

R:僕はするのも好き。

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少しアンニュイな表情のイケメン、ルッチは今は音楽に夢中なようだ。質問をつづけてみる。

B:周りにもゴルフをしている子はいる?

L:僕の周りにはいない。

R:すこしだけどいるよ。サヴィ・ブシュミ(ジョン・ブシュミ <ファッションデザイナー>の息子)とは、一緒にゴルフをしてる。

P:好きなゴルファーは?

R:タイガー・ウッズと、自分。あとはリッキー・ファウラーも好き。

すこし考えたあと、やっぱり自分の方が好きだというレミ。ゴルファーとして、かなりの自信があるようだ。

B:レミの年齢(7歳)でゴルフをやっているのは珍しい? ほかの子は何に夢中なの?

S:7歳くらいの子がゴルフをやっているのは、とても珍しいよ。普通はバスケ、野球、フットボール、ラクロスかな。

B:将来は何になりたい?

R:世界一のゴルファーになること!

P:かっこいいね! 誰とゴルフをするのが楽しい?

R:パパと、SCHOOLBOY Q。

SCHOOLBOY Qとは、マルボンファミリーの一員であり、ビルボードチャートを賑わす話題のラッパー。その場でスティーブンが、Amazonアレクサで聴かせてくれた。どうやらレミは、ゴルフというスポーツに一度嫌気がさして練習をストップしていたのだが、7歳のゴルファーが主役の『The Short game(ショートゲーム)』というNetflixの映画にインスパイアされて、またゴルフをやりたいと思ったそうだ。

と、ここでエリカの「School time~」という掛け声。「No!」と答える子供たちの反応を見て、笑うスティーブン。とてもにぎやかな家庭で、のびのびとゴルフライフを送る子どもたちの生活が垣間みえた。

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子供たちを学校に送った後、スティーブンとゴルフをしたGOLFICKERS。その後、マンハッタンビーチの自宅に戻り、リラックスムードのエリカにインタビューをつづけた。

B:エリカもゴルフは好き?

E:もちろん!

P:マルボンゴルフの立ち上げ時はどんな心境だった?

E:当時は夫婦それぞれ別のビジネスをもっていたんだけど、家族、特にスティーブンがゴルフを好きだったことが立ち上げのきっかけ。それから、周りの友人にスポーツ好きが多かったこと、若い人に対してクールなゴルフの提案・ファッションがないことに、可能性を感じたわ。だからスティーブンと一緒に「マルボン」を立ち上げることにしたの。

B:エリカの、マルボンゴルフでの役割は?

E:ほぼすべてね(笑)。共同経営者として、マルボンの今後の展開を含めたビジネスプランを練ったり、人材の確保、それから組織づくりといった、経営戦略がメイン。マーケティングプランの構築や遂行、イベントの企画、あとはお店のデザインやロケーションハンティングもやっているわ。

B:今後のビジネスプランを教えて。

E:これからも、自分たちがいいなと思うプロダクトづくりをメインに頑張るつもり。そして、ブランドをグローバルで展開すること。マルボンのコミュニティに参加したいなと思えるようなゴルフ環境づくり、そしてこれからも若い世代をインスパイアしつづけていきたいと考えているわ。

若いながらも、彼女の鋭い視点で戦略的にマルボンを支えているエリカ。母としての役割だけでなく、経営者の目線で、今後のゴルフ業界に一石を投じようと奮闘していることを、インタビューから強く感じられた。

アイデアの人、スティーブン。そして内助の功で支える、エリカ。2人のバランスの取れたコラボレーション、そして愛する子どもたちの存在が、いまのマルボンの成長の軸となっているのだろう。

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