スタイリスト森岡弘氏が伝授！ 360度好印象の上品シンプルな紳士ゴルファースタイル

近づく春の足音。桜の開花とともに新たな気持ちで友人やパートナーとのゴルフ旅、上司や同僚と真剣プレーを爽やかに楽しみたい。しかし、一体何を着ればいいのかが悩みどころ。そこで360度どこから見ても好印象のシチュエーション別ゴルフファッションを、幅広いメディアで活躍しているスタイリスト、森岡弘氏に聞いた。

PROFILE : ファッションディレクター／スタイリスト森岡弘（もりおか・ひろし）

婦人画報社（現ハースト婦人画報社）に入社後、『メンズクラブ』の編集部に。1996年に独立後、グローブを設立。メンズだけでなくレディスを含む、雑誌や広告、著名人のスタイリング、企業とのコラボレーションなど活躍の幅は広い。ゴルフ暦は8年。年間ラウンドは20回ほどで、「なんとか月2回は行きたい！」と多忙ななかでやりくり中。

Situation 01　上司や取引先とのラウンド

セーター　￥12,000　シューズ　￥20,000／以上フットジョイ　ポロシャツ　￥14,000　パンツ　￥21,000／以上J.リンドバーグ　サンバイザー　￥3,900／マンシングウェア　グローブ　オープン価格／タイトリスト　※すべて税抜、編集部調べ

ゴルフ場では皆が平等、といえど、諸先輩方とのラウンドではそれなりの心構えが必要。なにが大切かと言えば「余計なことをせず、スタンダードであることです。スポーティで爽やかで、誰が見ても嫌みな感じがしないスタイルがいいですね」と森岡氏。あくまでフレッシュさが必要で、ネイビー×白というカラーリングは清楚で効果的。パンツのサイドラインでアクセントを作りつつも、靴まで統一感を考えコーディネートするといい。上手な先輩からクラブのことや、上達のコツを教えてもらえば、ゴルフのスキルもコミュニケーションスキルもアップ。

Situation 02　後輩とのラウンド

セーター　￥23,000　ポロシャツ　￥17,000　パンツ　￥29,000／以上キャロウェイセレクト　サングラス　￥25,000／キャロウェイ　キャップ　￥3,500／フィドラ　グローブ　￥2,400／デサントゴルフ　シューズ　￥35,000／アジェイド　※すべて税抜、編集部調べ

後輩にあれこれ口を出すのはNG。あまりアドバイスをせず「いいねぇ」と褒めて伸ばし、背中を見せる上司をイメージしてみたい。「上司はちょっとクラシックながらどこか今っぽい、クールな感じがいいでしょう。1980年代的なデザインをモダンにリファインしたようなニットなどが有効です」。あえて足元はスニーカーではなく、クラシックなウィングチップタイプのスパイクをチョイスすることで、大人の落ち着きをアピール。

Situation03　妻とのラウンド

セーター　￥20,000／マンシングウェア　ポロシャツ　￥12,000／クランク　パンツ　￥32,000／パーリーゲイツ　サンバイザー　￥3,000／ロサーセン　グローブ　￥3,800／ヒールクリーク　シューズ　￥24,000／フットジョイ　※すべて税抜、編集部調べ

愛する妻とのラウンド。思いのほかぐんぐん上達しているのに驚くことも。「夫婦ですから柔らかなイメージが大切です。シャーベットカラーのニットに、1980年代風のニットパンツを合わせると引き立ち大人の洒落っ気が出せます。パンツの柄はじつはハートなんです（笑）」。ポロシャツの襟裏の柄でアクセントを作るなど、小さなところでこそっとちょっとだけ遊びを入れ、楽しんだ者勝ちだ。